見習うなら…
「システム開発はトヨタのような製造業を見習うより、反面教師として、食品加工業を見習うべきではないのか?」と思った。
例えば、SI企業がギョーザを作ると、ギョーザにはバグという名の毒が入ることが多い。
もしも、バグ入りギョーザが問題となったら、こんな見出しが新聞の一面を飾るだろう。
「まったく不明な製造工程」「品質管理の体制はゼロ」「元社員は語る”ギョーザのレシピは毎日適当に考えた”」。
今も真相が分からない本当のギョーザ問題よりも、SI企業が抱える問題はもっと深刻な気がする。
そういえば、SI企業に本質的にもっとも近いのは、色んな肉を混ぜて売ったミートホープじゃないだろうか。
「消費者が安いものばかり求めるから」「半額セールで喜んで買う消費者にも問題がある」「言い訳させていただくと、やはり、きちっとした表示さえあれば、たとえ(豚や鶏を)混ぜてもおいしい」。
あの社長がSI企業の社長だったら、ミートホープ式開発をしても会社が潰れるどころか、問題にもならなかったろうな…