Wicket

 今、密かに注目されているプレゼンテーション用のフレームワークWicket(http://wicket.sourceforge.net/)があります。
 Wicketが注目されている理由は、JSPとかStrutsとか、そして定義ファイルも利用せずに、HTMLとJavaだけでプレゼンテーション部分を作ることができるというところです。
 Wicketを簡単に解説すると、HTMLにはwicket:idというものを書いて、Javaにはwicket:idに対応した処理をSwingライクに書くだけです。下のリストを見ればなんとなく分かりますよね(すいません"span"が全角なのは半角だとうまく表示できないからです。本来は半角です…)。


 
  <span wicket:id="message">HelloWorldが表示される
 

public class HelloWorld extends WebPage {
   public HelloWorld() {
       super.add(new Label("message", "HelloWorld!"));
   }
}

 Wicketが今後、どれだけシェアを伸ばしてゆくかは分かりませんが、群雄が割拠するプレゼンテーション層、お客さんから困難な注文をつけられ易いプレゼンテーション層。もしかしたら密かな注目だけで終ってしまうかも知れませんね。
 ちなみに本文のカテゴリがSpringなのは、WicketにはSpringとの連携機能があるからです(http://www.wicket-wiki.org.uk/wiki/index.php/Spring)。